衝突したり転倒したりしそうになったら、その前に感知してエアバッグが開いて胴体を守るというものだ。
・衝撃と転倒に反応
B’Safeはベストそのものと、サドルの下に取り付ける電子ユニットで構成される。これらは主に2つのタイプのアクシデントに対応する。1つは、自転車に衝撃が加わるアクシデントだ。この場合、電子ユニット内部の加速度計が衝撃を感知して、すぐさまベスト内のモーションセンサーにアラートを送る。
もう1つは、自転車からサイクリストが落ちるアクシデント。その際はベストのセンサーがその動きを感知する。
・80ミリ秒で起動
いずれのケースでも、ベスト内の取り替え可能なカートリッジからCO2がベストに注入されて膨らみ、衝撃などを和らげるという仕組みだ。衝撃などの感知からCO2注入にかかる時間はわずか80ミリ秒とのこと。このベストをスタンバイさせるには充電が必要で、USBで充電できるベストは7日間もち、サドル側のユニットはバッテリーで5年間もつという。
開発元はB’Safeをまずは欧州と米国で今春発売する予定。価格は700ドル(約7万6000円)となかなかの設定だが、深刻な怪我を回避できるのならその価値はあるだろう。
B’Safe/Helite