・商品のスキャンから支払いまで1台で実行
ニューヨークのスタートアップCaperが開発したのは、AI搭載のスマートショッピングカート。商品のスキャンから支払いまで、すべて1台で実行できるスグレモノだ。このスマートカートは商品を入れるかごと、タブレット型のスマートビジョンが一体化している。一般的なカートとの違いは、かごに入れる前に品物をスキャンするところ。
商品を追加するごとに金額が加算され、タブレットの画面で確認できるようになっている。店内マップやその日のおすすめ商品、選んだ食材を使ったレシピなどもタブレットに表示される仕組みだ。
精算はカート上部のクレジットカード決済端末で行う。端末にカードを差し込めば買い物は終了。レジに並ばず、そのまま店を出ることができる。
・米国内の食料品店チェーン2社で採用
スマートカートは利用客のみならず、店舗にも大きなメリットをもたらすと、Caper社は考えている。客はスムーズに買い物できるし、店側はレジを拡大するために改装する必要がなくなる。マーケティング戦略にも大いに役立つだろう。客がどういう商品を求めているのか、どういう順序で売り場を歩いているのか、蓄積されたデータを元に分析することが可能だからだ。
Caperのスマートカートはすでに、米国内の食料品店チェーン2社で採用されている。Amazon Goも店舗拡大を進めており、レジレスチェックアウトの時代がいよいよ到来しそうな予感だ。
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