店内を見回るという役目で、床が汚れていたりすると周囲の客に注意を呼びかける一方で店側に連絡を入れたり、商品のストック状況をチェックしたりと強力なアシスタントとして働く。
・172店舗で導入
「Marty」と名付けられたこのロボットを導入するのは、米国ペンシルベニア州やメリーランド州などでスーパーをチェーン展開するGiant Food Stores。今後数カ月内に172店舗に導入する計画だ。Martyは背の高いロボットで、付いている大きな目玉は愛嬌。実際はカメラやセンサー、スキャナーで店内をチェックしながらゆっくりと動いて見回る。
・店員は接客に専念
Martyは店のシステムに接続し、感知した床の汚れや商品の在庫切れ、値札の正誤などをレポートする。これを受け、店側はタイムリーに対応できるというわけだ。また、そうした見回り業務をMartyに任せることで店員が接客に専念できるのもメリットという。Martyを導入する代わりに従業員を減らす、ということはしないようだ。
Martyを試験展開した店での客の反応は上々のようで、今はまだ目新しさもあってMartyの写真を撮る客が続出中とのこと。
小売店舗でロボットを導入する動きは、大手ウォルマートも取り組むなど米国で最近顕著になっていて、今後はロボットが店頭にいるのが当たり前の時代になるのかもしれない。
Giant Food Stores