それに近いデザインのコンセプトカー「Elevate」が現代自動車から発表された。走っていたかと思うと、タイヤにつながった足が伸びて車高が上がり、歩くこともできるという大胆な発想のEVだ。
・足にジョイント
石がゴロゴロしているような悪路にも対応できるというのが最大のポイント。通常の道はタイヤで走り、タイヤが動かないような場所では“歩く”。タイヤと車体をつなぐ足にはジョイントがあり、そのジョイントを調整することで犬や猫のような動きを可能にしている。
・時速5キロで歩行
公開された動画を観ると、足はそれぞれ個別に動かせるようになっていて、右前足だけを折り曲げて岩をまたぐといった動作もできる。また、Elevateは高さ1.5メートルまで対応でき、かなり足場が悪い傾斜でもよじ登るようにして前進する。ちなみに、歩くスピードは時速5キロとなっている。
・救助活動の現場用
現代自動車は、このEVを救助活動の現場で使用することを想定していて、「究極のモビリティ車両」としている。確かに、災害現場などでは流木や倒木があったり、巨岩で道が塞がれていたりすることが多々ある。そうした障害をものともせずに進める車両があるというのは心強い。
車の概念が大きく変わる映像をこちらから閲覧してほしい。
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