電気バイクながら、加速の際の独特のエンジン音を再現しているという。8月から生産が始まり、納車は秋以降となる。
・高嶺の花
電動バイクにこの値段を払うかは悩むところだ。というのも、“バイクのTesla”と呼ばれているZeroのSモデルは1万995ドル(約120万円)〜で、より長い距離を走るSRモデルでも1万6495ドル(約180万円)となっている。3万ドル近くというのは乗用車並み。多くの人にとっては高嶺の花で、ハーレーの根強いファンでも躊躇する人が出てきそうだ。
・航続距離は約177キロ
もっとも、性能に信頼を置けるのがハーレーダビッドソン。最初のプロトタイプ発表時には0~60mphの加速は4秒以下とされていたが、最終プロダクトは3.5秒以下となるという。航続距離は約177キロ。また、LiveWireはWi-Fi、Bluetoothを搭載し、「H-Dコネクト」と呼ばれる遠隔管理システムでアプリを介してオーナーにバッテリー充電やメンテナンスのリマインダーなどのデータを提供する。アプリでは週、月、年単位での走行距離なども管理できる。
電気バイクということで、クラッチやギアチェンジがないのは古参のバイクファンにとってはさみしいかもしれない。しかし経験の浅いライダーにとってシンプル操作は魅力となり、ハーレーダビッドソンは親しみやすさをアピールすることで新たなライダー獲得を模索できそうだ。
Harley Davidson