・「VIVE Pro Eye」「Viveport Infinity」「VIVE COSMOS」の3つを発表
発表のメインは主に3つのトピックだ。アイトラッキングが標準搭載された新しいヘッドセット「VIVE Pro Eye」のほか、グローバルで運営するVRアプリストア「VIVEPORT」における無制限のサブスクリプションプラン「Viveport Infinity」サービス、アクセスのしやすさ、使いやすさを追求した新ヘッドセット「VIVE COSMOS」向けの開発者キットを発表した。1つめの「VIVE Pro Eye」はアイトラッキングを標準搭載。注視するだけで選べるメニューや、コントローラー不要の新しい操作性が実現する。研修環境などでより多くのデータ収集、PCやVR環境のパフォーマンス最適化、プロダクトデザインやリサーチグループでのより詳しいフィードバックなどに貢献してくれそうだ。
CES2019の会場では、メジャリーグベースボール(MLB)による「Vive Pro Eye」のアイトラッキングデモを展示。アイトラッキングは「MLB ホームランダービー VR」というゲーム体験に組み込まれ、既存のコントローラー無しでメニューの選択が可能になっている。
また、日本市場ではバーチャルキャスト社(https://virtualcast.jp)によるVisrtualCast Enterprise版が既に「VIVE Pro Eye」に対応している。VIVE Pro Eyeを装着したユーザーの視線やまばたきがVRM対応アバターの視線やまばたきと自動リンクすることにより、より自然なアバター表現が実現した。
なお、本機能は今後、一般配布を行っているVirtualCast Consumer版にも適用を予定しているとのこと。
【参考動画】
バーチャルキャスト社「VIVE Pro Eye アイトラッキングデモ」https://youtu.be/OupCnBUE860
VIVE JAPAN「【VIVE Pro Eye】VirtualCastでの動作」https://youtu.be/S4Pfc1O-_j8
※この新しい「VIVE Pro Eye」は、2019年第2四半期(4~6月)の発売を予定。
・無制限にダウンロード可能な定額サービス開始
2つめの「Viveport infinity」は、VR向けとしては世界初の無制限サブスクリプションサービスとなり、数100のコンテンツに無制限でアクセスが可能だ。2019年4月5日のVIVE Dayより、Viveport Infinityのライブラリより500以上のタイトルを無制限でダウンロードできる。Viveport Infinityは新旧のVIVEデバイスだけではなく、Oculus RiftやVIVE Waveに参加している他社デバイスからもアクセスすることが可能。
・最新VRヘッドセットの開発者キットを公開
3つめの「VIVE Cosmos」は、VIVEの最新のVRヘッドセットとなる。快適な装着感、簡単なセットアップで、いつでもVRにアクセスすることができる。外部のベースステーションが不要のため、「VIVE Cosmos」は家と外出先の両方で使用できるのが特徴だ。「VIVE Cosmos」は「Vive Reality System」を使用する最初のVIVEヘッドセットとなる予定で、開発者キットは2019年の早い時期に提供される見込み。
「Vive Reality System」プロジェクトの一環として、Mozillaと共同でVIVE専用のVRブラウザ「Firefox Reality」の開発に着手しており、2019年後半に配信開始予定だ。
【参考動画】
https://youtu.be/56dyCNgqaok
https://youtu.be/sKr6zCcQdAA
VR体験がますますリアルに身近に楽しくなりそうな「VIVE」の技術。1度体験してみたら病み付きになるかも?!
HTC VIVE
HTC VIVE、「VIVE Pro Eye」、「VIVEPORT Infinity」、「VIVE COSMOS」をCES2019で発表