自動運転レベル4の車を対象に、2025年からの展開を目指したい考えだ。
・充電終了後は空きスペースに
日本では馴染みが薄いが、欧米ではバレーパーキングサービスが浸透している。ホテルなどで経験したことのある人もいるかと思うが、施設で車を降りると係員がその車を近隣の駐車場に停めに行き、また持ってきてくれるというもの。AVPS(Automated Valet Parking System)システムはそれを人ではなくオートメーションで行う。車のオーナーがスマホアプリで操作すると、車は無人自動運転でワイヤレス充電スポットまで動く。
そして、充電が終わると、近くの空き駐車スペースに再び自動で移動する。そしてオーナーが呼び出すと、自動走行でその場所に行く。
・リアルタイムに相互連携
このシステムでは、EV、駐車場、充電システム、そしてアプリが互いにリアルタイムに連携を取ることが前提となる。たとえば、駐車場からは、どこに空きスペースがあるか、情報を車に絶えずアップデートする。そうした情報を受け取って車は自力で動くし、また呼び出しにもすぐさま対応する。
将来、車が自動運転レベル4対応となったとき、街中にある駐車場にこのシステムが採用されれば、車のオーナーは駐車や充電の手間から解放されることになりそうだ。
現代自動車