・ホテルの上半分を広告ジャック!
広告の掲出場所は、SpringHill Suites by Marriott®ホテル。ビルの上半分に、巨大なモノクロ看板を掲げ、iPhoneのプライバシーに関するメッセージを、発信している。広告コピーは、"What happens on your iPhone, stays on your iPhone."(あなたのiPhoneで起ることは、あなたのiPhoneに留めておこう)。ラスベガス市のキャッチコピーである"What happens in Vegas, stays in Vegas."(ラスベガスで起こること、ラスベガスにとどまる)にひっかけたところに、同社のウィットが感じられる。
・CES 2019来場者に対するアピール!?
近くにはコンベンションセンターがあり、1月8日から11日にかけて、CES 2019が開催されるが、Appleが出展する予定はない。しかし、ホテルはちょうど、コンベンションセンターを見下ろす位置にある。イベント来場者は、否が応でも、看板を見ることになるだろう。自社のメッセージを、多くのハイテク業界関係者にアピールするのに、これほど有効な場所はない、と思われる。企業として参加しなくても、“世界のApple”は、イベントの中で十分生きている。その存在は、Apple製デバイスに対応する無数のアクセサリーメーカーを通して、ひしひしと伝わってくるはずだ。今回の広告戦略も、それを見越してのことなのか。今のところ、真意は不明だ。
souce by appleinsider