人の表情や心拍などを読み取り、その人の気分に合うような環境にすることで乗車体験をより快適なものにしようというものだ。
・楽しい移動体験に
R.E.A.D.(Real-Time Adaptive Driving)システムと呼ばれるこの技術は車内環境をパーソナライズ化し、またインターラクティブなものにして「移動体験を楽しいものにする」とうたう。実際にどんなふうに快適な環境を演出するのかなど、詳細はCESで明らかにするとしているが、人の五感、たとえば聴覚や視覚などにうったえるライトや音楽などを活用することが予想される。
・ジェスチャーで操作
一方で、ジェスチャーコントロール機能も搭載する。こちらは3Dカメラを使って人の目や指の動きを追跡し、照明や空調の操作をジェスチャーで操作できるようにする。これらは全て、自動運転の先の未来を見据えたテクノロジーだ。つまり、人が自分でハンドルを握ることなく移動することになったとき、より「過ごす」意味合いが強くなることを見越している。
お抱え運転手が車内の室温や照明の明るさ、BGMなどを調整しているとすれば、それらをマシーンが代わって行うというのがこのテクノロジー。実現すれば、移動が単に移動ではなくなるのかもしれない。
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