体の不自由な人の動きをサポートしたり、工場などでの労働を支えるものだったりというものがほとんどだが、米Sarcos Roboticsが手がけているのは、よりパワフルなものだ。なんと、実際の重さの20倍のものが持てるようになるとフルボディのスーツだ。
・装着者をサポート
人が持てない重さのものを運搬するには、重機などの機械に頼らざるを得ない。しかし、ほんのちょっと動かしたり、微妙に位置を調整したりするとき、それらをわざわざ用意するのはなかなか面倒だ。そうした手間を省くのに役立ちそうなのが、「Guardian XO Max」。SF映画に登場しそうな、いかつい外骨格スーツで、装着する人のパワーをサポートする。
・重さが20分の1に
このスーツにはアームが備わっていて、これを使って重いものを持ち上げたり運んだりができる。そうした動作は足腰に負担がかかるものだが、このスーツを使うと装着者は実際の重さの20分の1のみの負担となる。つまり、100キロのものを持ち上げる時、実際には5キロのものを持ち上げる感覚となる。なので、200キロのものでも対応範囲内となるわけだ。
工場や建設現場などでの使用が想定されるこのスーツ、バッテリーで8時間駆動するとのこと。Sarcos Roboticsは現在プレオーダーを受付中で、2020年初めの出荷を予定している。
Sarcos Robotics