「SecretInk」の利用方法はこうだ。送り手は「SecretInk」のページから、送信したいメッセージをemailまたはSMSで送信する。メッセージを受け取った相手は、添付されているリンクにアクセスすると、暗号化され、セキュリティ面で保護されたサイト上にあるメッセージを読むことができる。受け取り手がメッセージを読むと、メッセージが燃えていくエフェクトが開始され、15秒以内にメッセージが燃え尽きる。すると、スクリーン上からメッセージが消えるだけでなく、運営者のPowerinboxのサーバーからも完全消失し、このデータは復元することは不可能。
「SecretInk」と「Snapchat」の大きな違いは、「SecretInk」は送信側と受信側が同じアプリやWebネットワークを使用したり、わざわざ新規のアカウントを取得する必要がないという点だ。セキュリティ面でも安心な環境で、ユーザーは既存の保持しているアカウントでメッセージのやり取りができるので、パスワードやアカウント情報、公にはしたくないゴシップ話など、跡を残したくない短い情報のやり取りにはぴったりだろう。
運営は、この「SecretInk」を活用した新しい広告スタイルを提案している。顧客ターゲットに企業やブランドの広告メッセージを送信し、「今から8秒間、あなた専用のクーポンコードを表示します。8秒経過後、メッセージは自動消滅するのでお急ぎください」というような、顧客の興味を引く新スタイルの広告を考案中だという。
SecretInk