ここに新たなタイプが加わる。嗅覚、触覚などにも訴えるタイプのVRマスク「FeelReal」だ。
・顔の下半分を覆う
従来のヘッドセットは目の部分を広く覆うが、FeelRealはこうした従来のヘッドセットの下部に取り付けて使う。つまり、鼻と口の部分を覆う形になり、つけた様子はまるで溶接工のようだ。しかし顔の下部までカバーすることで、匂いなどのVR体験が可能になる。
・アロマカプセル9つまで
具体的にはFeelRealにはアロマカプセルを9つまでセットできるようになっていて、コンテンツのシーンに合わせて匂いが発せられる仕組み。ただし、FeelReal対応のコンテンツである必要があるので利用は限定はされそう。香りはコーヒーやラベンダーといった一般的なものから、火薬など戦闘コンテンツに特有のものまで、255種類が用意されているとのこと。
匂いに加え、FeelRealではウォーターミストが飛んできたり、マイクロヒーターで熱が放出されたり、そして風も吹いたりもするので、コンテンツの中でたとえば風雨や砂漠などのシーンをかなりリアルに体験できる。
FeelRealはサムスンのGear VR、Oculus Rift、Oculus Go、HTC Vive、Playstation VRなどメジャーなヘッドセットに対応する。
価格はまだ発表されておらず、現在クラウドファンディングサイトKickstarterでのキャンペーンを準備中とのこと。お得に入手したい人はFeelRealのサイトでメールアドレスを登録しておくと、いち早く情報が入手できるようだ。
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