海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

Tech イーロン・マスク、SpaceXの大型ロケット「BFR」の先端部分をチラ見せ!

Tech

イーロン・マスク、SpaceXの大型ロケット「BFR」の先端部分をチラ見せ!

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加
SpaceXが火星や月の軌道に投入予定の「ビッグファルコンロケット(BFR)」。同社はテキサスの打ち上げサイトにて、この巨大宇宙船のテスト機を準備している。

Musk氏は、米国時間12月24日のTweetで、テスト機の一部分の写真を投稿。円錐形ユニットが確認できる。

「hopper」と呼ばれるこのテスト機は、直径9mと実物と同じサイズのものだ。

・テスト計画を3~4月に前倒し

SpaceXはは11月19日に連邦通信委員会に申請書を提出し、今後のフライトでhopperとの通信をサポートするためのライセンスを申請した。

同社は、テキサスの打ち上げサイトにて、500m以下の低空飛行と5000mまでの高空飛行を組み合わせたフライトテストを計画している。テストのスケジュールは明らかにしていないが、ライセンスは2年間ぶんを見込んでいる。

公式には、テストが始まるのは2019年後半と発表されていたが、Musk氏は、その時期を早ければ3~4月に前倒ししたい意向だ。またTweetでは、宇宙船に使用される素材の変更もほのめかしている。

2016~2017年に発表され当初の計画では、軽量だが強度が高い炭素複合材料が使用されるとされていたが、今月初めMusk氏は、素材の重金属への変更を述べた。具体的にその金属は、高温で強度を維持するステンレス合金のようだ。

普通は宇宙船の表面は熱保護のための塗装を必要とするが、同金属では、塗装されない可能性もあるという。

・ロケットエンジン「Raptor」で使える金属を

またMusk氏はTweetで、ロケットエンジンについても大幅な再設計があったことを言及しており、こちらについては詳細は明らかにしていない。同社は空軍から資金援助を受けて、液体メタン/液体酸素で駆動するロケットエンジン「Raptor」の開発に数年間かけて取り組んできているが、このRaptorでうまく機能するの超合金を開発し、製造するための体制の準備も進めているとのこと。

SpaceXは、12月24日にはアメリカ空軍用のGPS衛星、「GPSⅢ」の打ち上げを成功させ、安全保障に携わるミッションで大きく前進したが、hopperが飛べば、月、そして火星へヒトを送るミッションについてもぐっと現実味を帯びてくるだろう。

参照元:Musk teases new details about redesigned next-generation launch system/SpaceNews

関連記事

Techableの最新情報をお届けします。
前の記事
次の記事

#関連キーワード


WHAT'S NEW

最新情報