このほど米国食品医薬品局(FDA)が承認した「ProAir Digihaler」はそうした誤った使用法を正したり、使用状況を管理したりすることができるスマートなデジタル吸入器だ。
・アプリにデータ送信
ProAir Digihalerにはセンサーが内蔵されていて、使用と吸気流量を自動で検出することができる。ProAir DigihalerはBluetoothでスマホと連携し、使用に関するデータをアプリ(iOS、Android)に自動送信する。なので、ユーザーは使用頻度などをアプリで確認できるというわけだ。
・医師とデータ共有も
自分の管理に役立てるだけでなく、たとえばかかりつけ医とデータを共有することで、より良い治療や対処法などに繋げられるというのもこのシステムのポイント。また、家族のメンバーが吸入器を使っている場合、アプリに5台までペアできるのも便利だ。たとえば、子供3人がそれぞれに吸入器を使用しても、誰がどのくらい使用したかが一元管理できる。
開発元のイスラエルメーカーTeva社はまずは2019年に体験プログラムを実施する予定で、順調にいけば2020年に発売する計画だ。
ProAir Digihaler