・対象はAirbnbなどの宿泊予約サービス企業
主な対象は、Airbnbなど、宿泊予約サービスを営む企業。取り分は、収益の40パーセントとなる。あくまで、ビジネス向けに用意されたパートナーシップのため、個人による使用は禁じられている。居住地区は、米国内トップ50に入るメトロエリアから100マイル以内の場所。荒れ果てた土地や動物しかいない不便な所ではなく、比較的交通量の多い場所が選定されている。設備も充実しており、太陽光発電システムをはじめ、パノラマウィンドウ、フルキッチン、広々としたバスルーム、ベッドルーム、洗濯機/乾燥機、フル気候制御、LED照明などが完備されている。
・民泊のイメージ拡大に貢献!?
管理者になれば、期間中であっても、家を購入することができる。価格はユニットの大きさに応じて、4万ドル(約4500万円)~78500ドル(約8700万円)。高額に感じるが、月額の支払いは315ドル(約3万5000円)から対応しているので、平均的な賃貸物件より、はるかに安い。さらに、このトレーラーハウスは法的にRVとみなされるため、財産税を払わなくて済む。個人で借りられないのは残念だが、宿泊施設を拡大したい企業からすれば、大きなビジネスチャンスとなるだろう。広告宣伝も、ESCAPE側で請け負ってくれるので、その分の費用も大幅に削減される。
日本では一大センセーションを巻き起こした民泊業だが、ここ数年は、さまざまなトラブルが取沙汰され、頭打ちの感が否めない。このプログラムが、突破口になるとは思えないが、新たなイメージを生む価値はありそうだ。
ESCAPE Rental Program