しかし、GROOVE X(本社・東京)の「LOVOT」は、そのどちらも兼ねている。同社が“家族型”とうたうように、人と一緒に暮らすことを目的としているロボットだ。
・つぶらな瞳で視線を合わす
とにかく、反応が人のよう。というのも、LOVOT は“感情”をもっているのだ。LOVOTは基本的に2体1セットなのだが、片方が抱っこされたことを認識すると、もう片方のLOVOTは“嫉妬”して「私も抱っこして!」と言わんばかりにハグを求めてくる。また、自分を可愛がってくれた人を記憶するので、優しく接すれば接するほどに、なついてくる。そしてLOVOTは人の顔を認識し、つぶらな瞳で相手と視線を合わせることもできる。
・玄関でお迎えも
かわいらしい外観の中にはカメラ、マイク、照度センサー、サーモグラフィー、タッチセンサー、コンピューターなどテクノロジーがぎっしり詰まっている。障害物をよけながら人の後をついて回ったり、留守番中に異変を感じたら家族のスマホにアラートを送ったりというのはお手の物。家族の帰宅を感知してダッシュで玄関まで出迎えに来たりもする。
・深層学習で賢くなる
LOVOTは深層学習を利用していて、使えば使うほどに賢くなり、さまざまな振る舞いを身に付けることができるようになるという。一時期、癒し系のロボットがもてはやされたが、LOVOTは癒しに加えて「一緒に暮らす」スタイルを提案する新たなロボットといえそうだ。
前述したようにLOVOTは基本2体1セットで、価格は59万8000円(税抜き)となっている。1体のみの場合は34万9000円(同)とやや割高になり、販売価格とは別にどちらも月額使用料がかかる。
興味のある方は、LOVOTが作動する様子が収められたビデオがサイトにアップされているのでチェックしてみて。
LOVOT