その解決策が、二酸化炭素を出さない、環境負荷をなくすものであるに越したことはない。そうした発想でイーロン・マスク氏のBoring Companyが開発を続けてきたのが地下高速トンネルだ。テストトンネルがロサンゼルスに完成し、このほどお披露目式が開かれた。
・ホイールギアで車を滑らせる
Techableでもこれまでお伝えしてきたように、この地下高速トンネル構想は、地上の大渋滞をよそに、トンネル内を高速で移動するというもの。最高スピードは時速約240キロだ。車をエレベーターで地下におろし、トンネル内では専用の台車のようなものに車を載せて走るとされてきたが、今回公開された写真を見ると、車は専用のホイールギアに固定される形で滑らせるようだ。
お披露目ではもちろん、Tesla車が使用されているが、基本的には自動運転の電気自動車であればオーケーとのこと。
・テレポーティング!
また、マスク氏はこれまでも再三、通行人や自転車の人をこのトンネルでは優先するとしていて、これらの人向けには専用の車両が走ることになる。お披露目式に出席したマスク氏は高速トンネルでの移動体験について「都市内をテレポーティングするような感覚」と表現している。
確かに、地下に潜ってあっという間に移動できるというのはかなり未来的。このトンネルが実用化されれば、交通の概念が大きく変わり、都市部の生活も大きく変化するかもしれない。
Elon Musk/Twitter