将来的には4G、そして来たる5Gも活用して僻地などに薬などの必需品を届けるのに活用できる、としている。
・遠隔からモニター
ドローンによる配達そのものは珍しくない昨今だが、今回のVodafoneのドローンは4Gモバイルネットワークを活用しているのがポイントだ。通常のドローンの場合、無線リンクを活用していて、操縦者がドローンを視野にいれながら操作している。しかし4Gネットワークを活用するとリアルタイムにドローンを遠隔からモニターでき、人がその場にいなくても操作できる。
Vodafoneは、英国内で人が居住するエリアの99%に4Gネットワークを敷いていて、「今回その強みが生かされた」としている。
・ソリに乗ったサンタ登場
今回の初飛行では、英国南端に位置するPortland Billの沿岸監視施設へ荷物を配達した。その施設にはボランティアが常時駐在しているが、人里離れ、冬はアクセスがとざされることもあるという僻地だ。今回の初飛行には遊び心が加えられ、ドローンはソリにサンタが乗っているデザイン。施設に詰めているボランティアにこのシーズンならではのパイやチョコレート、ジンジャーマンブレッドなどを届けた。
世界中の子ども達にプレゼントを届けるために走り回るサンタのソリのように、ドローンも自由自在に空を飛行する時代がやってきそうだ。
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