ユーザーがスマホで乗車を予約すると、システムが最寄りの車両を手配。乗客は車内でゆったりとくつろぎながら、備え付けのタブレットのような端末で情報収集したりできるという、未来感のあるシャトルサービスとなっている。
・座席に専用端末
コンセプトカーは完全自動運転なので運転席はなく、ゆったりとしたつくりになっている。4座席あり、2席の列が向き合う形で配置されている。各座席には端末が備え付けられ、Wi-Fiも完備とのこと。また、車内にはカメラが設置され、乗客の忘れ物を認識してお知らせしたり、車内の清掃の必要性を映像をもとに自動で判断したりする。
・スマホでドア開錠
シャトルバスサービスを利用するにはスマホで乗車をリクエストする。そしてピックアップに来たバスの扉はスマホをかざすことで開錠できる仕組みという。基本的にこのシャトルは乗り合いサービスで、同じ方角に行く人同士が乗り合わせ、人数が多いと料金は安くなる。支払いは、Boschの決済システムで行う。
Boschはこの車両を来年1月に米国で開かれる家電見本市CESで公開する。また、シャトルサービスの導入時期については「遅くとも今後10年間の中頃までに」としていて、“自分で運転をしなくてもいい時代”が現実味を帯びてきた。
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