しかしLift Aircraftが間もなく開始するサービスは、1人乗り用のドローンを使って、観覧目的の短い飛行を提供するというもの。早ければ来年にも米国のいくつかの都市でサービスを開始する見込みだ。
・操作しながら空中散歩
ドローン「HEXA」で観覧飛行するにはパイロット免許などは不要とのこと。搭乗する人は、VRを使ったシミュレーションでトレーニングを受けるだけでいい。搭乗すると、ジョイスティックと備え付けのiPadを使って自分で操作する。操作を楽しむのはもちろん、空中散歩できるというのがこのサービスの売りとなる。
とはいえ、飛行する方向などはマニュアル操作だが、安全性確保のため飛行の安定化などは搭載のコンピューターが自動で行う。また、バッテリーが少なくなってきたら自動で着陸するなどの機能も搭載しているという。
・飛行は最大15分
使用するドローンHEXAは18ものローターを搭載していて、座席が1つあるだけ。空飛ぶタクシーと同様に垂直に離発着できる。重量は196キロあり、飛行時間は最大15分となっている。Lift Aircraftは、空が混雑しておらず、眺めも良い全米25都市でこのドローンレクレーションを展開したい考えだが、具体的な都市名はまだ明らかになっていない。
1回の乗車は150〜200ドル(約1万7000〜2万3000円)ほどという。リゾート地などでセスナやヘリを使った遊覧があるが、それに近い体験となるのかもしれない。
Lift Aircraft