しかしそれらの大半を省略できるサービスをレンタカー大手Hertzが導入した。生体認証を活用していて、客は専用マシーンに顔を向けるだけで車をレンタルできるというもの。最速30秒でレンタカーに乗って営業所を後にできるという。
・Clearの技術
サービス名称は「Fast Lane」。サービス展開にあたっては、セキュリティスタートアップClearの技術を採用している。Clearの生体認証を用いたサービスは、空港のセキュリティチェックや、野球場での物品購入ですでに活用されているが、車レンタルに採用されるのは今回が初となる。
・機械に顔を向けるだけ
Fast Laneを使うには、ユーザーは営業所に行き、まず車を選ぶ。そして、その車を運転して出口に向かい、出口にある機械に顔を向けるだけで手続きは終了。ゲートが自動であくので、そのまま街に繰り出せる。もちろん、利用するにあたっては最初にセットアップが必要で、Hertzのゴールドプラスプログラム会員が対象となる。特典として、会員は通常179ドル(約2万円)するClearの空港セキュリティサービスを割引価格で利用できるとのこと。
Fast Laneは現在、ハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港のみで利用できるが、2019年にかけて40カ所超で展開するという。
Hertz