世界を変えるような「出会い」を支えていきたい
Q1.Sansanについて簡単に教えて下さい。2007年の創業より法人向けクラウド名刺管理サービス「Sansan」を開発・提供しています。「Sansan」は「名刺を企業の資産に変える」をコンセプトに、社内に眠る名刺をデータ化し、人と人のつながりを情報として可視化・共有できるクラウド名刺管理サービスです。2012年より個人向け名刺アプリ「Eight」を提供開始。ソーシャルの仕組みを取り入れ名刺をビジネスのつながりに変える新たなビジネスネットワークとして、登録ユーザーは200万人を超えています。Q2.クラウド名刺管理サービスを提供する御社が、表参道の街をターゲットにする理由を教えて下さい。
Sansanは、名刺を活用し、偶然の出会いが生み出すイノベーションを後押しするサービスを展開しており、これからも世界を変えるような「出会い」を支えていきたいという想いを持っています。Sansanは表参道に本社を構えており、そんな想いを、自分たちが一番身近な場所である表参道から、まずは手の届く範囲で発信していきたいという思いで、「Sansan in 表参道」プロジェクトをスタートさせました。今年は、クリエイターが集う「ICE JAM」や当社発行のタブロイド紙との連動イベント「People in Omotesando EVENT」、VOGUE主催「FASHION'S NIGHT OUT」への協賛、技術者向けカンファレンス「Sansan Builders Box」など、参加者が表参道に集えるよう、表参道の会場で開催することにこだわってイベントを創ってきました。Q3.カンファレンス時の装飾やノベルティなどオフラインイベントの魅せ方で工夫していることはありますか?
工夫というほどではありませんが、その時のテーマや伝えたいこと、Sansanらしさなどが相手に伝わるように、メッセージ性やストーリー設計は非常に重要視しています。例えば、ノベルティについて言えば、他社が配っていたから同じものを配る。というようなやり方はしません。ひとつひとつのデザインに対してもそうですが、このテーマだからこのノベルティしかない、このメッセージを伝えたいからこんな形になる、といったように、Sansanだからこそできる、Sansanだから言えるメッセージを届けたいと意識しています。Q4.御社のサービスの一つにAIを使って出会いを最適化するものがあるとのことですが、具体的にどのようなものか教えて下さい。
「スマートレコメンデーション」という機能で、過去の名刺交換の傾向などの分析に基づき、「これから会うべき」最適な人物の名刺情報をピックアップして提示してくれるものです。提示された社員が「興味あり」と選択すると、名刺情報を所有する別の社員に紹介の可否を確認する通知が届きます。通知を受けた社員が承諾すれば、チャット機能などで紹介のやり取りができるようになる仕組みです。Q5.最後にSansanの今後の展望について教えて下さい。
Sansanは、この12月に企業ミッションを進化させました。以前のミッションは、「ビジネスの出会いを資産に変え、働き方を革新する」に対し、新しいミッションは「出会いからイノベーションを生み出す」としています。当社の事業は「名刺のデジタル管理」に留まらず、イノベーションにつながる新しい出会いを生み出すことを目指すべく、展開をしています。事業の展開に伴い、会社が新たなフェーズに入ったと考え、長年掲げてきたミッションを進化させることに決めました。いつの時代も、世界を動かしてきたのは人と人との出会いです。当社は、さらに「Sansan」「Eight」という2つのプロダクトを進化させることに邁進し、世界を変えるような出会いを後押しすると同時に、今後も名刺からはじまる出会いそのもののあり方を変えていきたいと思っています。アナログな名刺交換に着目してデジタルイノベーションを起こし、表参道を巻き込むまでに成長したSansan。新しいミッションのもと、さらなる発展が期待できることだろう。
Sansan