そのKoenigseggがこのほど発表したのは、これまた“超”がつくレアもの。なんと、同社を代表する車Regeraのカーボンファイバーがむき出しになっているバージョンだ。
・Nakedな外観
軽量で丈夫な素材カーボンファイバーが採用されている車は少なくないが、そのほとんどが、最後に防腐などを目的としたエポキシ樹脂や塗料が塗られる。しかし、Koenigseggが今回披露したKoenigsegg Naked Carbon(KNC)は、名前の通りNaked(むき出し)なのだ。
・手作業で研磨
写真を見てもらえばお分かりの通り、外観からしてカーボンそのもの。カーボンファイバー独特の鈍い色が、いかにも“走る車”的な印象を与える。ただ、KNCは塗料を施さなかっただけ、というわけではなく、炭素繊維そのものの模様に沿って手作業で磨くという、かなり手間がかけられた車だ。
意外にも、エポキシ樹脂を除いたことで通常に比べ重量が20キロほど軽くなっているとのこと。また、性能はというと、1500馬力のハイブリッドパワートレインを搭載し、時速400キロに到達する時間は20秒以下。値段は明らかにされていないが、最初の1台がこのほどスイスのオーナーのもとに届けられたという。
Koenigsegg