ニュースを読むのに、新聞を広げるのではなく、最近はスマートフォンを取り出すという人も多い。通勤時間や待ち時間など、少し手が空いた合間の時間に、手軽にニュースを閲覧することができるようになった。ただ、画面にびっちりと文字が並び、スクロールさせて読んでいく作業には煩わしさもあり、モバイルデバイスで大量の文字を読むのは、いささか苦労を伴う。

「Wibbitz」はモバイルでニュースを閲覧しやすいよう開発されたアプリで、いろいろなニュースサイトと連動させることで、元記事のニュースを“視覚化”し、自動的に作成される60秒から120秒程度の要約記事を、合成音声が読み上げてくれるというもの。「Wibbitz」には高度なテキスト分析システムとアルゴリズムが導入されていて、オリジナル記事の文章の中から、自動的に重要な要素、話の核に当たる部分を抽出し、合成音声があてがわれて文字を音読。このとき、記事の内容に関連する画像や、キーフレーズも併せて提示してくれるという優れものだ。しかも記事の自動作成は、わずか5秒程度で完了するというから驚きである。

またユーザーは、“株式市場”などカテゴリ別や“エンターテイメント”“スポーツ”などというトピックス別に、ニュースを選択することも可能だ。これらの自動生成された“要約記事”は、Facebook、Twitter、emailで友人とシェアすることもできる。開発チームとしては、記事変換の正確性の向上など、さらなるアルゴリズムの改良を目指していく予定だという。

Wibbitz