例えば、ジョークや驚き、愛情、嫌み、ジェラシーなどの感情やニュアンスを言葉で説明するのが難しい場合がある。そんな時に、メッセージのやりとりをしながら自身の大笑いの顔や、あっかんべーをしている顔、にらみをきかせている顔、投げキッスの動作などの写真を撮って送れば、相手は一目瞭然というわけだ。メッセージは漫画の吹き出しのように円形の顔写真の横に配置されるので、表情に変化をつけてやりとりすると面白くなりそうだ。また、メッセージなしで顔写真だけ送ることもできる。
わざわざカメラを立ち上げて撮影してから保存し、メッセージで送るというのではなく、撮影とメッセージ・写真の送信がアプリ内で完結するつくりになっている。また、自分撮りと、背面カメラで撮った目の前に広がる光景の写真を同時に送ることもできるので、自分がどういうシチュエーションにいてどんな気持ちでいるかを写真だけで伝えることも可能だ。
メッセージアプリは溢れかえっているが、自分撮りにフォーカスしたものはおそらく初めてだろう。もちろんこのアプリを使うには自分撮りカメラを備えていることが前提で、iOS 7以降の端末で利用できる。開発した米国ロサンゼルス拠点のスタートアップによると、アプリは当面無料とし、ゆくゆくは有料化も考えているようだ。
React Messenger