その動きがAirPodsにきてもまったく不自然ではないだろう。Appleはこのほど、ワイヤレスイヤホンに生体センサーを内蔵する特許を取得した。また、この特許には、2つのピースが左右の耳どちらにでも使えるようなデザインも含まれている。
・運動の負荷分析に
ワイヤレスイヤホンは運動時に使用されることが多く、そうした意味では音楽を楽しみながらエクササイズし、その間に生体センサーで運動の効率アップにつなげられるようなデータを収集できれば一石二鳥だ。特許では、外耳道近くの耳珠と呼ばれる突起部分に生体センサーがくる設計で、心拍や体温が測定できると見込まれる。運動時の心拍がわかるとエクササイズの負荷が正しいかどうか判断するのに使える。また、心拍はストレスレベルの指標としても使える。
・自動で左右を認識
そのほか、多くの人が歓迎するのが、左右どちらにでも使えるデザインだろう。現在販売されているAirPodsは各ピースが右耳用、左耳用と決まっていて装着する前に確認する必要があるが、新デザインではその手間がなくなる。しかも、装着すると、内蔵センサーでピースがどちらの耳に装着されたのかを自動で認識するようだ。
必ずしも特許の技術がそのまま製品化されるわけではないが、AirPodsは2016年の発売からアップデートされておらず、そろそろ新機能を搭載した次世代が出てきてもおかしくない。
United States Patent and Trademark Office