将来的には、モップがけをしながら、どこの陳列棚が空になっているかといった情報収拾の役目も担う可能性がある。
・店のレイアウトを学習
ウォルマートの店舗は郊外型だけあってかなり大きく、広大なスペースをきれいに保つというのはなかなか骨が折れる作業だ。これをマシーンにやってもらおうというのが今回の試み。サンディエゴ拠点の会社BrainがOSを手がけたマシーンは、人が1人乗れる座席も備えていて、初めに人が操作してマシーンに店のレイアウトを“教える”。
するとセンサーなどをフル活用しながら自動で走行するようになる。客や障害物を避けながら走行し、どこで曲がるかや、次にどのレーンを掃除するかといった判断も自分でできるようになる。
・商品棚のデータ収集も
また、このマシーンは走行しながらセンサーで収集したデータを店のクラウドベースのプラットフォームにアップロードする。これらのデータを活用することで、たとえば空になった商品棚を特定し、商品の補充をタイムリーに行えるようになるという。一方で、このマシーンとは別にウォルマートはすでに、棚を自動スキャンするロボットを50店舗でテスト中だ。
小売業界では、Amazonがレジなし店舗を展開するなど、最先端テックの導入が目覚ましい。スーパーやコンビニの従業員はマシーン、という時代がすぐにやって来るのかもしれない。
Brain News Release