どんなに機能が優れていたとしても、設置に困るようでは利用者も手が出しにくいのではないか。だが、それとは対照的に「Wello」は限界まで簡素化されたスマートドアベルである。
どのような家にでも設置できる製品を目指して設計され、なおかつスマートホームデバイスとしての最低限の機能も確保されている。
・どこにでも設置可能!
Welloの設置は極めて簡単だ。上下2本の釘ネジで固定すればいい。どこかに接続しなければならない配線も存在しない。Wi-Fiを使った無線接続だから、玄関のどの部分に設置しても同じように作動する。木の柱に釘ネジで留めておいてもまったく支障はない。
来訪者がこのWelloを押すと、その通知が家主のスマートフォンに届く。それだけではなく、Googleスプレッドシートに来訪者の履歴を詳細な日時付きで自動記録してくれる。
さらにWelloとスマホ、そしてスマートスピーカーとの三者連携も可能だ。Welloを押したらスマートスピーカーのボリュームが自動的に下がる、あるいは一時停止をかけるという設定もできる。また、IoT照明「Philips Hue」との連携機能も用意されている。
・低価格高パフォーマンス
Welloのもうひとつの魅力は、価格である。仕組みが簡素な分、価格も安く抑えられている。クラウドファンディング「Kickstarter」では、先日まで40ドル(約4500円)の出資枠があった。だが、こちらは既に締め切り。現在は45ドル(5100円)の出資枠が残っている。しかし残念なことに、配送はアメリカ国内に限られるそうだ。
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