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3Dプリンターと人工知能により絵画を精緻に複製できるシステムをMITが開発

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米マサチューセッツ工科大学コンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究プロジェクトは、2018年11月、3Dプリンティング技術と人工知能(AI)を組み合わせ、絵画を複製するシステム「RePaint(リ・ペイント)」を開発した。

・3Dプリンターと人工知能を組み合わせて絵画を精緻に複製

従来、絵画の複製では、2Dプリンターが広く用いられてきたが、シアン・マジェンタ・イエロー・ブラックの4色に限定されていた。

そこで、「RePaint」では、3Dプリンターを使って10色の透明インクを極薄で積層していく独自手法「カラー・コントニング」を考案し、小さな色の点を大量に使って画像を作る「ハーフトーニング」と組み合わせることで、色の微妙な差異をより精緻に表現できるようにした。

また、異なる色同士の最適な積層を予測する、ディープラーニング(深層学習)をベースとしたアルゴリズムを開発。

このアルゴリズムに絵画の画像を与えると、どの色をどの位置にどれだけ使うかを自動的に決定する仕組みだ。

「RePaint」は、光条件も考慮して絵画を複製でき、その精度は従来の4倍も高いという。

・市販の3Dプリンターで絵画が複製できる時代に!?

「RePaint」は、現時点では名刺サイズでしか複製できず、コバルトブルーのような色が含まれていないため再現できる色に限りがあり、光沢仕上げやマット仕上げなどの加工はできないなど、まだ課題もいくつか残っている。

研究プロジェクトでは、近い将来、市販の3Dプリンターで効率よく、より大きな絵画が複製できるよう、「RePaint」のさらなる改善に取り組む方針だ。(文 松岡由希子)

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