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カルフールがブロックチェーンを活用した食のトレーサビリティシステムを導入

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大手スーパーマーケットチェーンのカルフール(Carrefour)は、2018年11月、スペインで初めて、プライベートブランド「Calidad y Origen」で販売する鶏肉について、ブロックチェーンを活用したトレーサビリティシステムを導入した。

・ブロックチェーンにより鶏肉のサプライチェーンのトレーサビリティを向上

カルフールでは、2018年1月に公表した中期計画「Carrefour 2022」において、商品のトレーサビリティの改善にブロックチェーン技術を導入する方針を示していた。

このほどスペインで導入された新たなトレーサビリティシステムでは、フードシステムの透明化に特化したIBMのブロックチェーン基盤プラットフォーム「IBM Food Trust」を採用。

一連のサプライチェーンにおけるすべての履歴はデータで安全に保存され、消費者は、パッケージに貼り付けられたQRコードをスマートフォンで読み込むことで、ニワトリの生年月日、飼育方法、飼育場所、店舗への入荷日など、その鶏肉に関する情報を閲覧できる仕組みだ。

・サプライチェーンの透明化にブロックチェーンの活用広がる

カルフールでは、今後、プライベートブランド「Calidad y Origen」で販売する他の食料品についても、随時、同様のトレーサビリティシステムを導入する方針。

米国のウォルマート(Walmart)でも、2018年9月、葉野菜を対象に、ブロックチェーンによるトレーサビリティシステムを導入することを発表しており、食のサプライチェーンの透明化に向けたブロックチェーンの活用は、ますます広がりそうだ。(文 松岡由希子)

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