発売予定は3月となっているDeepRacerだが、249ドルで予約注文を受け付け中だ(現時点で日本は出荷対象外)。
・AWSの機械学習プラットフォームを活用
DeepRacerは、一般的な自律走行車両に用いられる技術の一種をミニカーに適用したもの。あらかじめ走行コースを学習させておくことで自立走行が可能になる。機械学習の一種である強化学習を用いてミニカーを賢くしていくが、これにはAWSの機械学習プラットフォーム、Amazon SageMakerを用いる。また、走行のシミュレーションにはAWSのロボット開発プラットフォーム、AWS RoboMakerも活用できる。
・来年にはAWS主催の世界大会も
IntelのAtomプロセッサを搭載し、OSはUbuntu 16.04。ロボットを動かすためのツールキットROS(Robot Operating System)やコンピュータビジョンのツールキットIntel OpenVinoを動かすことができる。
4メガピクセルのカメラを搭載していて充電はUSBポート経由でおこなう。バッテリーのもちは約2時間となっている。
来年のAWS re:InventではDeepRacerによるレース「AWS DeepRacer Championship Cup」なども開催される予定となっているが、同様のレースが世界で開催され、自律型ミニカーにとって熱い展開になることを期待したい。
参照元:Amazon debuts new self-driving racing league with tiny machine learning-powered race cars/GeekWire
AWS DeepRacer – Go Hands-On with Reinforcement Learning at re:Invent/AWS News blog