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米デルタ航空、米国で初めて生体認証技術を導入した国際線ターミナルを公開

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米デルタ航空は、2018年11月、アトランタ国際空港において、米国初となる生体認証技術を導入した国際線ターミナルを公開した。

アトランタ国際空港、国土安全保障省税関・国境取締局(CBP)、運輸保安庁(TSA)との提携により実現した。

・チェックインから搭乗まで“顔パス”でスムーズに移動

顔認証をベースとするこの新システムは、2018年12月1日以降、デルタ航空、アエロメヒコ航空、エールフランス、KLMオランダ航空、ヴァージンアトランティック航空でアトランタ国際空港から米国外の目的地に向かう国際線の搭乗客が利用可能。

ウェブサイトやモバイルアプリでオンラインチェックインする際、パスポート情報を入力したうえで、空港内の専用端末で、画面に表示される「Look」ボタンを押し、顔を画面に向けて緑色のチェックマークが表示されるまで待機すると、顔認証され、チェックインできる。

同様に、荷物の預け入れや、保安検査、機内への搭乗も、パスポートの提示は不要で、専用カメラに顔を向けるだけでスムーズに通過できる。

この新システムは地上業務の効率化にも寄与し、1フライトあたり約9分の時間短縮が可能だ。

・2019年にはデトロイトでも導入予定

米市場調査会社「Acuity Market Research」によると、生体認証技術を活用した空港向け自動化ソリューションの需要は高まっており、その市場規模は今後5年以内に13億ドル(約1475億円)に達し、2022年までに1万6300カ所以上の空港で導入されるとみられている。

デルタ航空では、アトランタ国際空港に続き、2019年内にはデトロイト・メトロポリタン・ウェイン・カウンティ空港でも、生体認証技術による同様のシステムを導入する方針だ。(文 松岡由希子)

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デルタ航空、アトランタで米国初の生体認証技術導入ターミナルを公開

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