北米で配車サービスを展開しているLyftは29日、米国内で自転車シェアリングを開始すると発表した。米国最大の規模となるという。
・Motivateの買収完了
自転車シェアリングサービス会社Motivateの買収が完了したのに伴い、発表した。MotivateはニューヨークのCiti Bike、サンフランシスコ・ベイエリアのFord GoBike、シカゴのDivvyなど米国内で数多くのサービスを手がけていて、買収により事業はそのままLyftに引き継がれ、Lyftのアプリでそれらサービスを利用できるようになる。
また同日、Lyftとニューヨーク市は共同で2023年までにCiti Bikeの規模を現在の3倍、台数にして4万台に拡大すると発表した。
・参入続々の業界
Lyftはこのところ、電動キックスクーターのシェアリングにも参入するなど、パーソナルモビリティを拡充させている。同様の動きはUberでも見られ、またFordが自転車シェアリングに参画を予定しているなど自動車メーカーもパーソナルモビリティに目を向け始めている。それだけパーソナルモビリティのシェアリングは需要が見込める分野ということであり、電動キックスクーターが欧州でも人気を博しつつあるように世界現象となりそうな勢い。グローバルにおいて一つのビジネスモデルとなりそうだ。
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