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Enterprise イケア、都市型農業ソリューションを2021年までに商品化へ

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イケア、都市型農業ソリューションを2021年までに商品化へ

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スウェーデン発の大手家具量販店イケア(IKEA)は、2018年11月、英国の工業デザイナーのトム・ディクソン(Tom Dixon)氏と提携し、都市型農業ソリューションの開発に着手すると発表した。

2021年までには商品化し、イケアの店舗での販売を開始する計画だ。

・近年、食や農の分野に注力するイケア

イケアは、より健康で持続可能性の高いライフスタイルを消費者に幅広く提案するべく、近年、食や農の分野にも注力してきた。

2016年5月には、土を使わず、年中、屋内で葉野菜やハーブを栽培できる水耕栽培キットを欧州で発売。

デンマークの首都コペンハーゲンに拠点を置く専門研究機関「SPACE10」では、オープンソース型家庭菜園「Growroom」や水耕栽培による垂直型農場ソリューション「LOKAL」も開発されている。

イケアは、これらの実績やノウハウ、知見を活かし、世界各地でますます増える都市居住者に向けて、自宅やオフィスなどで食料を栽培し、食の“地産地消”を実現できるソリューションを手ごろな価格で提供しようと考えている。

・2019年春、新たな都市型農業ソリューションのコンセプトを英国で初披露

イケアは、トム・ディクソン氏とともに考案するこの新たな都市型農業ソリューションのコンセプトを、2019年5月、英国で開催される展示会「チェルシー・フラワーショー」で初披露する方針。

”家具の大衆化”の立役者として知られるイケアが、都市型農業の分野にどのような変革をもたらすのか、という観点からも、興味深い動きといえるだろう。(文 松岡由希子)

IKEA

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