だからこそ最近では、RFIDブロック機能が施された財布が続々登場している。この記事ではクラウドファンディング「Kickstarter」に登場した「RFIDsecur」を紹介したい。大切なカードの情報を守ると同時に、取り出しやすさを追求した製品でもある。
・即座に取り出し、ブロックを解除
RFIDブロックは、確かに大事な機能だ。しかしそれがある故、財布からカードを取り出しにくくなったということはないだろうか。この機能がある限り、財布にカードを入れたまま読み取りパッドに置いて決済、ということはできない。カードを財布から抜き取る必要があり、これでは現金での決済とあまり変わらない。
そこでRFIDsecurの出番である。これはカード専用RFIDブロックウォレット。縦方向へのスライド収納式であるが、カードを使う時はこのスライドを開く。するとカードが本体から飛び出す形になるから、自ずとRFIDブロックも解除されるという仕組みだ。
普段はスライドを閉めておく。この状態ではRFIDブロックが有効になり、スキミングを防止できる。
PR動画内にもあるが、たとえばバスに乗った時などは極めて有効だろう。片手に犬を抱えた女性が、もう片方の手でRFIDsecurを取り出して決済を済ませている。RFIDsecurは安全性と敏速性を兼ね備えた製品と言えるだろう。
・紙幣や免許証も
RFIDsecurはカード専用ウォレットではあるが、いざとなれば折り畳んだ紙幣も収納できる。免許証や各キャッシュカードを入れておくのもいいだろう。RFIDsecurはKickstarterで、39ポンド(約5700円)からの出資を受け付けている。配送は来年4月から。
Kickstarter