そのケトジェニックダイエットのためのデバイス「Keyto」がクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場した。
・息を吹きかけるだけ
ケトジェニックダイエットでは、炭水化物の摂取を抑制することで体内に蓄積された脂肪をエネルギーとして燃焼するようになる。その際に発生するのがケトン体。つまりケトン体の有無を確認することで、脂肪燃焼モードになっているかがわかるのだ。Keytoはこの仕組みを活用したデバイス。電子タバコのようにKeytoを口にくわえ、息を吹きかけると、ケトン体が作られる際に副産物として出てくるアセトンを測定する。
つまり、アセトンが確認されれば、ケトン体が作られていることを意味し、イコールそれは体が脂肪を燃焼しているということになる。
・アプリにレベル表示
Keytoには専用のアプリが用意されていて、ユーザーがKeytoに息を吹き込むと、そのデータがアプリに送られ、ケトン体レベルを10段階で表示する。数字が大きいほどケトン体が多く感知されていることを意味する。ユーザーはその数字を見ながら、ダイエットがうまくコントロールできているかを確認できるわけだ。
アプリにはまた、ケトジェニックダイエットのためのレシピライブラリーが用意され、同じダイエットをしている人同士意見を交わせるコミュニティ機能もある。ただし、アプリは英語のみの対応のようだ。
Keytoは現在、Indiegogoで99ドル(約1万1000円)〜となっていて、出資はあと1カ月ほど受け付ける。
Keytoはケトジェニックダイエットを実践している人には便利なツールだろう。ただし、ケトジェニックに限らずダイエットは健康面への影響を勘案しながら行う必要があり、体に負担をかけすぎないようにするという視点で活用すると良さそうだ。
Keyto/Indiegogo