海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

Enterprise “世界を旅して働く”、定額で世界中に住み放題の「HafH(ハフ)」、「Makuake」開始3日で500万円を突破

Enterprise

“世界を旅して働く”、定額で世界中に住み放題の「HafH(ハフ)」、「Makuake」開始3日で500万円を突破

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加
時代の流れに加え、政府が“働き方改革”を掲げて以降、インターネットを活用し、オフィス以外で働いたり会議をしたり、といったワークスタイルがますます広がってきている。

・“世界を旅して働ける”サブスク型住居サービス「HafH」

ワークスタイルの変化はライフスタイルの変化にもつながってくる。“ひとつの拠点に暮らしながら、働く”というかたちではなく、“拠点を移しながら暮らし、働く”という新しいかたちを提案しているのが、日本発のサブスク型住居サービス「HafH(ハフ)」。

“敷金・礼金・保証金、光熱費など一切なし、1ヶ月~定額で、「世界を旅して働ける」”というコンセプトを掲げている。2019年1月長崎から提供開始予定だ。

それに先駆け2018年11月22日よりクラウドファンディングサービス「Makuake」にて会員募集のプロジェクトを展開中で、開始3日で目標額の263%を超える500万円以上の調達を達成している。

運営しているのは株式会社KabuK Style。多くの上場企業の資金調達のサポートを10年以上にわたり手がけてきた元外資系投資銀行家のKJ氏と、大手広告代理店で数々のマーケティング・PRを担ってきたRyo氏らによる会社だ。

・“Co-living”という新しいコミュニティ

HafH(ハフ)というワードは、「Home away from Home=第2のふるさと」の頭のアルファベットをとったもの。住まいをシェア(Co-living :コーリビング)し、オフィスをシェアCo-Woking(コワーキング)し、地方をシェアする(Co-locating)、新しい形のコミュニティを目指している。

掲げるのは「旅をしながら、働く」というスタイル。毎月定額で、全世界の系列の住まいの中から選んで住み放題。光熱費・ネット費用・敷金・礼金・保証金、すべてオールインワンで、1ヶ月単位で住むことができる、新しいサブスク型住居サービスだ。知らない街の魅力を知ったり、ガイドブックに頼らず、地元のおすすめ情報で旅をする楽しさがある。

・外国人旅行客や留学生向けの住居としても

また、「HafH」は外国人向けのサービスとしても需要がありそうだ。訪日外国人は2010年に800万人だったところ、2030年までに6000万人まで伸びるとも予想されており、増加傾向にある。ヨーロッパからの旅行客は、1ヶ月単位で日本に滞在するケースも少なくなく、彼らの宿泊先の受け皿として機能することも期待される。

さらに、日本に長期滞在する「在留外国人」の数も263万人を超えている。だが、外国人が住居を借りる際には大きな制約がかかり、住まい選びを困難にしている実情がある。「HafH」なら通常の住宅と異なり、光熱費・Wifi・敷金・礼金等すべて込みで、2年縛りの契約縛りもないため、1ヶ月から居住することができるので、留学生などの外国人も利用しやすい。

「HafH」は宿泊施設としてだけではなく、ワーキングスペースとして活用することもできる。山の上で。海の側で。見知らぬ商店街を眺めながら……など世界中を旅しながら働く、という今までにない“はたらく楽しみ”を感じることができる。

・1号店は長崎から

「HafH」の施設1号店は、スタッフメンバーにゆかりが深い「長崎」に決定した。建物は、長崎市出身で隈研吾事務所から独立後、日本建築学会作品選集新人賞(2018年、東京)DFA Design For Asia Awards 大賞+金賞(2017年、香港)など、世界的な建築賞で受賞する百枝優氏が設計。

珈琲は、ブルーボトルコーヒーの初代リードバリスタであり、雲仙市に「みほし焙煎珈琲製造所」を構える向山岳氏が総合プロデュースを担当。コーヒーカップなど、HafHで取扱うあらゆるパーツに長崎ゆかりのものを込めた施設になっている。

また1号店では、スノーピークビジネスソリューションズ(株)と提携し、アウトドアをビジネス環境に取り込む「OSO/TO」ブランドに加盟。晴れた日は屋上で、雨の日は屋内のテントで打ち合わせ……といった普段と違う環境で、インスピレーションを生み出す工夫を施しているほか、自然の音を季節・時間に合わせて届けるハイレゾ自然音「R-LIVE」を導入することで、本当に森の中で仕事をしているような感覚になれそうだ。

・国内から海外へ展開していく

まず1号店が1月8日長崎に、2号店として、長崎市内に日本庭園の古民家も2019年2月以降~オープン予定。また、ゲストハウス「長崎ハウスぶらぶら」とも提携し、HafH Networkとして利用可能にする。

その後、国内4箇所(福岡市博多区、大阪市中央区、東京都品川区、横浜市保土ヶ谷区)、海外2箇所(マレーシア/クアラルンプール、ベトナム/ハノイ)を計画中。将来的にはASEAN諸国、中国、台湾、韓国、インドといったアジア諸国、欧米へも利用拠点を拡大していく意向だ。

利用プランは主に3種類。専用のベッドを用意し、住民票発行等も可能な「いつもハフ」プラン(月額8万2000円、2018年11月26日現在)、通常はHafHとは別のところに住みながらもHafHを利用する「ときどきハフ」プラン(月額3万2000円)、寝泊まりはせず働く場所としてHafHを利用する「はたらくハフ」プラン(月額1万2000円)となる。

現在、クラウドファンディングサイト「Makuake」にてプロジェクト資金を募集中。
https://www.makuake.com/project/hafh/

ワークスタイル、ライフスタイルをガラッと変えるユニークな試み。今後の展開に注目したい。

HafH(ハフ)
株式会社 KabuK Style
世界を旅して働こう。 定額で世界中に住み放題「HafH(ハフ)」 PR TIMESリリース

関連記事

Techableの最新情報をお届けします。
前の記事
次の記事

#関連キーワード


WHAT'S NEW

最新情報