ドイツの企業が製造した「NERA電動モーターサイクル」は、ボディだけでなくタイヤやシートなど、電子部品以外は全てプリンターで出力していて、この手のものとしては世界初となるという。
・独自のフィラメント
手がけたのは大型3DプリンターメーカーのBigRep。NERAの製造にあたっては自社の大型プリンターを活用した。NERAの大きさは190×90×55センチ。ProHTやPLAなどの他のプリンターでも使われているフィラメントに加え、新たに開発した「ProFLEX」という材料も使っている。それらを0.6〜1ミリのノズルから出力して形成したものを組み立てた。電子部品以外は全て3Dプリンター製だ。
・エアレスのタイヤ
また、製造にあたってはタイヤをエアレスにしたり、フォークレスのステアリング、フレキシブルなバンパーにしたりするなどの工夫も凝らされている。残念ながらこのバイクはデザイン研究を目的に作られていて、航続距離などの性能は明らかにされておらず、販売される予定もないとのこと。
しかし、どんなものか知りたい方は実際に走行する様子を収めたビデオが公開されているので、そちらをチェックしてほしい。
BigRep