2018年9月には、独自のソリューションをデモンストレーションする実店舗「Standard Store(スタンダード・ストア)」をサンフランシスコ中心部に開設している。
・天井にカメラを設置するだけで、店舗をレジレス化できるソリューション
「Standard Cognition」のレジレス買い物ソリューションは、天井にカメラを設置するだけで、様々な店舗に導入できるのが特徴。
利用者のプライバシーに配慮して顔認識などの生体情報を収集せず、利用者の外形と動作、商品の移動状況をリアルタイムで追跡し、利用者が購入する商品を特定する仕組みだ。
利用者は、スマートフォンに専用スマホアプリをダウンロードし、入店したらスマホアプリを立ち上げ、「Check(チェック)」というボタンをクリックするだけでOK。
店内の陳列棚から欲しい商品を取って退店すると、自動精算され、レシートがメールで送信される流れとなっている。
・4000万ドルの資金調達にも成功
「Standard Cognition」では、2018年11月、米サンフランシスコを拠点とするベンチャーキャピタル「Initialized Capital」らから4000万ドル(約44億9200万円)の資金調達にも成功した。今後は、日本を含め、米国内外に事業を拡大していく方針だ。(文 松岡由希子)
Standard Cognition