「足して2で割る」という言葉があるが、現代のモバイル充電機器は足して2で割るどころではない。複数の機能が一体化されているというのは珍しいことではなくなった。

たとえばクラウドファンディング「Kickstarter」に出展されている「MoovyGo」は、まさにそのような製品だ。基本は各種プラグに対応したハブであるが、ワイヤレス充電器にもなるしモバイルバッテリーとしても利用できるという多機能ぶりが光っている。

・ハブとして活用も

MoovyGoのデザインは円形で、その周辺に各種プラグ規格のポートが搭載されている。USB3.0、USB-C、HDMI、SDカード。特にHDMIはありがたい。いざとなれば、テレビとPCをつないで大画面で動画を視聴することができる。

もちろん、端末間のデータ送信にこのMoovyGoを用いることも可能だ。PCとモバイル機器をつなぐものとしても大活躍するだろう。

また、先述のようにMoovyGoはワイヤレス充電器としての機能も有している。これはQi規格で、7.5W出力の充電にも対応。さらにMoovyGo自体が3500mAhのモバイルバッテリーにもなっている。Mac、Windowsの両OSに適合する製品でもある。

・持ち運びに困らないデザイン

変な出っ張りがない円形デザインだから、バッグに収納してもかさばらなさそうだ。無論、MoovyGoは持ち運びを前提にしたものでもある。

この製品は先述のように、Kickstarterで出資を受け付けている。この記事を執筆している時点で、60ユーロ(約7700円)の出資枠がまだ残っているようだ。ただし人気の高い製品だから、一刻も早く出資受付を済ませなければ入手は難しい状態である。

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