海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

Start Up 余剰食料の受け取りスポットとなるスマート冷蔵庫がスウェーデンで試験的に設置される

Start Up

余剰食料の受け取りスポットとなるスマート冷蔵庫がスウェーデンで試験的に設置される

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加
余剰食料を割引価格で売買できるスウェーデン発のオンラインプラットフォーム「Karma(カルマ)」は、2018年11月、商品の受け取りスポットとして、スウェーデンの大手家電メーカー「Electrolux(エレクトロラックス)」のスマート冷蔵庫を活用する試みに着手した。

・スマホアプリで注文した余剰食料を専用スマート冷蔵庫で引き取り

「Karma」では、2018年8月に「Electrolux」から1200万ドル(約13億5000万円)の出資を受けて以降、「Electrolux」との戦略的提携のもと、食料廃棄量の削減につながるソリューションの開発に取り組んできた。

そして、このほど、2018年12月31日までの期間限定で、首都ストックルホルムにあるスウェーデンの大手スーパー「ICA」の一店舗に「Electrolux」の専用スマート冷蔵庫を試験的に設置。

消費者は「Karma」のスマホアプリで注文し、「Karma」が発行するQRコードを使って店内に設置されたスマート冷蔵庫を解錠して、消費期限の迫った生鮮食品を受け取る流れとなっている。

・家電とスマホアプリを組み合わせ、余剰食料の流通チャネルを多様化

「Karma」は、現在、スウェーデンと英ロンドンで展開され、飲食店や食品スーパー、小売店など、1500以上の事業者と40万人以上の消費者とをつないでいる。

今後、「Karma」のデジタルプラットフォームと「Electrolux」が有する家電分野での専門的な知見やノウハウとを融合させることで、食料廃棄量の削減に対する取り組みをさらに加速化させ、より広く展開していきたい方針だ。(文 松岡由希子)

Electrolux

関連記事

Techableの最新情報をお届けします。
前の記事
次の記事

#関連キーワード


WHAT'S NEW

最新情報