Googleのソーシャルネットワーキングサービス、「Google+」。FacebookやTwitterに対抗すべく、2011年からサービスを開始したが、今年に入って、50万人分の個人情報流出が発覚。2019年8月に、個人向けサービスを終了する運びとなった。

・コメント、レビューで検索機能を充実

この失敗を受けて、同社が目を向けたのは、事業の礎とも言える“サーチ機能”だ。早速、Google アプリ（ベータ版）の最新バージョンを公開。数々の新機能を追加した。検索結果にコメントを残せる他、記事や画像を共有できる“コレクション機能”も、より使い勝手がよくなっている。Googleマップによる店舗のフォロー、ビジネス向けのダイレクトメッセージ送信も可能だ。

これらの機能は、Googleアプリ8.55で利用することができる。最新版では、機能のURLがアクティブになり、レビューとコメントに特化した、簡単なページが表示される。これを使えばユーザーは、メディアやナレッジパネルにアクセスして、映画、テレビ番組、書籍などのレビューを書くことができるという。ただし、冒頭で述べたコメント機能は、ドメインが今のところスポーツに限定されており、利用はライブスポーツのみとなるらしい。

・スポーツ限定の“コメントセクション”

新しいコメント機能を試すときは、ナレッジパネルの“コメントセクション”を使う。この機能は、通常の“閲覧者”とスポーツの“解説者”で区切られ、“すべてのコメント”“トップのコメント”といった具合に、項目を絞り込むことができる。コメントはレビュー同様、ユーザーの“About”ページに関連付けられているため、匿名のものは残せないようになっている。自分のコメントを消したい場合は、“あなたの投稿“ページから削除する。

今回の情報源である9 to 5 Googleの記者によると、“コメントセクション”は表示されず、現時点で機能の確認はできなかった模様。ドメイン自体スポーツに限定されているので、他のジャンルに適用されないのも、ユーザーからすればやや不満だ。今後の改良に期待したい。

souce by 9 to 5 Google