マスクの画策は、泥を材料とするレンガで時計台を建てようというもの。掘削地の周辺でレンガを消費すれば運搬コストはかからず、利益がトンネル掘削に還元できて2度おいしい。
・DIY時計台キットの全製品ラインを立ち上げ
最近のTweetでマスクは、DIY時計台キットの全製品ラインを立ち上げていることをほのめかした。
Boring Co is launching a whole product line of DIY watchtowers. You get bricks & a picture.
— Elon Musk (@elonmusk) 2018年11月15日
一見、ジョークにも捉えられかねないこの発想だが、株価に左右されない資金を得たいと望むマスクは、突飛なアイデアを実際に製品化ししまう商魂の逞しさをもっている。
これまでも火炎放射器やキャンディなど、本業からはかけ離れたところでの商売を展開し、世間を驚かせている。
今回も、なぜ時計台なのかは不明だが、製品化がうまくいけば他の建造物のDIYキットも製作可能だろう。
・打ち上げイベントでDIY時計台キットの全貌が明らかに
レンガの生産システムに関しては、すでにボーリングカンパニーがトンネル掘削技術の研究を進めるホーソーンで開発されているとの話もあり、今年の初めには同システムで作られたレゴのようなレンガの映像が公開されている。同社は、レンガがコンクリートブロックよりもしっかりとしていると主張しており、もしこれが本当なら同社のブランド力もあいまって製品価値は十分なものだろう。
当時から、建造物のキットを作りたいと言っていたマスクだが、それ以来レンガの商用化計画を温めてきたようだ。
12月10日には打ち上げイベントがおこなわれる予定となっていて、ここではDIY時計台キットのさらなる詳細が明らかになることが期待される。
参照元:Elon Musk’s Boring Company is launching DIY watchtowers with bricks from tunnel dirt/Electrek