海外・国内のベンチャー系ニュースサイト | TECHABLE

TECHABLE

Mobile 【interview】誰でも気軽にインテリアコーディネートができる!ARインテリアデザインアプリ「FURNI」によるAR×ECビジネスの可能性とは?

Mobile

【interview】誰でも気軽にインテリアコーディネートができる!ARインテリアデザインアプリ「FURNI」によるAR×ECビジネスの可能性とは?

SHARE ON

このエントリーをはてなブックマークに追加
家具を購入する際、どうしても部屋の配置のイメージがしづらい問題があった。今回紹介するFURNIというサービスはAR技術を駆使したインテリアコーディネートアプリで、誰もが容易に部屋の内装をシュミレーションできる。開発した経緯やAR×ECの可能性について、KAKUCHO株式会社代表の竹本氏に話を伺った。

AR×ECの新しいサービス

Q1.FURNIについて簡単に教えて下さい。
ラグジュアリーインテリアのAREC(AR×EC)です。世界各国のおしゃれでセンスのあるインテリアアイテムを取り扱っています。​AR技術を使うことで、自分好みのデザインの家具を自由にコーディネートでき、部屋のインテリアを考えるときに役立つサービスとなっています。
Q2.FURNIを立ち上げた理由を教えて下さい。
私自身がファッションや音楽、インテリアなど、多趣味である点が大きいですが、色々掘っていく中で、インテリアってとてもかっこよくて面白いのに、興味のある人が少ないことに気がつきました。かっこいいインテリアを広めたい、かっこいいインテリアに興味を持ってほしいという想いが根本にあります。その中で、弊社CTOが学生時代からARの研究をしており、ARとインテリアの相性って良いのではというところから立ち上げに至りました。

家具のEC化率向上を目指す

Q3.ユーザーがFURNIを使うメリットについて教えて下さい。
まず「かっこいいインテリアに出会える」が第一です。私が思うに、多くの日本人はインテリアのブランドを知らないのではと感じています。また、どこで何を買うべきかもよくわかっていないのではないでしょうか。私自身も昔はそうでした。それがFURNIを見れば、かっこいいインテリアが見つかるといった使い方を想定しています。またもう一つのメリットとして、家にインテリアアイテムを置いて見れるという、今までのECや店舗での購入では得られない体験ができることです。店舗やショールームへ足を運べば、実際に良い家具を見れるのですが、気をつけないといけないことは、店舗やショールームにインテリアを見に行った際に、店舗やショールームの空間の広さ、天井の高さ、照明の色合いの中でみるアイテムと、同じアイテムでも家の中でみるアイテムでは物が違うように見えることです。インテリアアイテムはアイテム単体が持つかっこよさもありますが、空間に依存してその見え方が変わるのもまた事実です。そこを補填するのがFURNIであり、私たちがつくるARECの真髄です。
Q4.最後に今後の展望とAR×Eコマースの可能性について教えて下さい。
家具インテリア雑貨のEC化率は、公表されているもので約20%となっていますが、雑貨類を除く家具だけでみるとEC化率は3%とすごく低い数字になっています。「座り心地がわからない」や「見てみないと買えない」など原因は色々あると思いますが、ひと昔前に同じように言われていた洋服が、今は当たり前のようにインターネットで購入されています。私は、世の中の全てのものが最終的にインターネットで購入されると確信しています。ではなぜ家具のEC化率が未だ3%しかないのか。理由は「大きいから」だと考えています。例えば、farfetchにある洋服よりも安価な家具はたくさんありますが、洋服よりも「大きい」ということは、捨てにくいし、買い替えがなかなかできないということです。私たちはFURNIを通じて、インテリアに興味をもつ人を増やすと同時に、ARを使って家に実寸サイズの家具を置いて安心して購入できるARECサイトを作り、家具のEC化率向上の一端を担っていければと思います。
AR×Eコマースが今後、さらにスタンダードになっていくということからも、FURNIの取り組みはAR技術を横展開させた良い事例ではなかろうか。
FURNI

関連記事

Techableの最新情報をお届けします。
前の記事
次の記事

#関連キーワード


WHAT'S NEW

最新情報