・主力工場はオフィスが併設された最先端の建物
Teslaはすでに、カリフォルニア州フリーモントに、敷地面積150ヘクタール(1.5平方キロメートル)の工場を保有。オフィスを併設し、現在、1万人を超える従業員が勤務している。施設はGMの所有物だったが、2010年に、モデル3生産のためTeslaが買収。大規模な改装を経て、最先端のオフィスに変貌させた。暗く閉め切られた空間は、自然光の入る明るい部屋に。床はエポキシ塗料で白く塗り、清潔な職場環境を実現した。敷地内には、社員トレーニングセンター、カフェテリア、フードトラック、ジム、24時間対応のメディカルセンター、屋外パティオなどが完備されている。
2016年には、フリーモント市が工場拡張計画を認可。建設が進めば、今後数年間で、施設のサイズは約2倍になり、数千人規模の雇用を生み出すだろう、と予測されてきた。
・目的は巨大流通センター!?
しかし、報道によると、新しい工場の場所は、フリーモントから約1時間離れたラスロップだとこのと。同社はもともと、ここに3つの建物を所有しており、今は倉庫として利用されている。この施設の近くに、新たに敷地面積87万平方フィート(約8万1000平方メートル)の建物を、建設中だという。現時点では、その建造物が何のために使用されるのかは不明。多くのメディアは、ラスロップが出荷センターとしても使われていることから、巨大な流通センターになるのでは、と推測している。
フリーモント工場での車両生産数は、年間36万台。それを同社は、50万台に増やしたい、と考えている。目標達成のために、工場拡張は必須だが、生産ライン用か事務目的なのかは、今のところはっきりしない。続報を待ちたい。
souce by electrek