米国で始まった電動キックスクーター人気の波はいま欧州にも届いていて、SEATはその需要をeXSで開拓していく。
・Segwayと提携
環境に優しく、そして小回りのきく電動キックスクーターがアーバンモビリティとしての存在感を高めつつあり、そこに車ライドシェアのUberやLyftなども目をつけ、最近サービスを展開し始めた。SEATの取り組みも、こうした流れに沿ったものだ。SEATの場合、eXS 開発ではSegwayの技術協力を仰いでいる。業務提携を結び、基本的にはSEATがデザインを、技術的な部分をSegwayが担当した。
・まずは欧州で販売
eXSのスペックはというと、ホイールは直径8インチで、最高スピードは時速25キロ。前後にLEDライトが付いていたり、フロント部分のLCDスクリーンでバッテリー残量やスピードを確認できたりといったデザインは車メーカーならではだろう。Bluetoothでスマホと連携させることもできる。SEATはこのスクーターを来月、まずはスペイン、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ポルトガルで発売し、2019年にその他の欧州各国で展開していく計画。価格は599ユーロ(約7万7000円)。
他の車メーカーもいまアーバンモビリティに目を向けていて、キックスクーターではないがゼネラル・モーターズは先日、自社ブランドの電動アシスト自転車の開発を明らかにしたばかり。今後もこうした動きは出てきそうだ。
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