そんな要望にぴったりの電動スクーター「i300」の予約受付が始まった。シートの下が空間になっているなど、斬新なデザインが特徴だ。
・ユニオンジャック柄も
英国のスタートアップZappが開発したi300は、これまでのスクーターのデザイン概念を変えるものだ。通常であれば、シートの下にはヘルメットやちょっとした荷物を収納できるスペースがあるもの。しかしZappにはない。「く」の字をやや横にした感じの目を引くデザインで、そしてカゴや荷台などもなく、全体的にすっきりとしている。
また、オプションでカラーを選べ、中にはユニオンジャック柄もあるなど遊び心もみられる。
・航続距離は短め
一方、Zappはパワフルなのも特徴。出力14kW、最大トルク587Nmで、時速48キロに到達するまでわずか2.35秒しかかからない。最高スピードは時速96キロだ。ただし、航続距離はエコモードで60キロと短め。通勤に使ってオフィスでバッテリー充電、というような使い方を想定しているようだ。
気になる価格はというと、5250英ポンド(約78万円)となかなかハイエンド。誰もが気軽に買える設定ではないが、環境とデザイン重視の人には有力な選択肢となりそう。
現在プレオーダーを受け付けていて、来春の納車を予定している。残念ながら現在は英国、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、ドイツからのオーダーのみ対応。こんなスタイリッシュな電動スクーター、日本のメーカーにも期待したい。
Zapp