・新技術“Infinity Flex Display”を採用
発表があったのは、米国時間11月7日。開発者イベント SDC 2018にて製品を披露し、量産化の予定があることを明らかにした。
本体はブック型で、広げるとタブレットになり、閉じるとスマートフォンになる。外側のディスプレイのみで、通常のスマートフォンのように使えるのはもちろん、開いてひとつの大きな画面にしたり、左右分割タイプのマルチディスプレイとしても利用できる。
このような仕組みを可能にしたのは、“Infinity Flex Display”という新しいディスプレイ技術。何十万回開閉を繰り返しても、劣化しないように、設計してあるそうだ。素材はガラスではなく、“フレキシブルでタフな”ポリマー。一般的なデジタル端末に使われているものとは違うため、最初は違和感があるかもしれない。
本端末では、最大3つのアプリを同時に実行することができる。“Multi Active Window”と名付けられたこのシステムは、GoogleがAndroidで、正式にサポートするという。
・数か月以内に量産開始!?
サムスンのモバイル製品マーケティング担当SVP、ジャスティン・デニソン氏によると、ディスプレイ材料と製造ラインの準備はすでに進行中とのこと。今後数か月以内に、大量生産に入れるだろう、と語っている。
2011年から、フォルダブルフォンの研究に臨んできたサムスン。その努力が、ようやく実を結ぶときが来たようだ。そうなると、気になるのは競合メーカーの動き。“折り畳み端末”戦争の幕開けとなるか。来年以降の市場に、期待したい。
souce by THE VERGE