自動運転・配車サービスにはフォルクスワーゲンやAlphabet傘下のWaymo、そのほかスタートアップなども取り組んでいて、開発競争がますます激化しそうだ。
・Nvidiaも協力
ダイムラーとボッシュは昨年共同開発を発表し、その際、2020年初めまでに自動運転車を走らせる、としていた。自動運転に活用されるAIアルゴリズムのプラットフォームはNvidiaが手がけている。具体的な開始時期はまだ見通せていないものの、“2020年初め”から逆算していくと来年パイロット事業を開始するというのは妥当なスケジュール感ではある。
・都市交通の解決策に?
テストはメルセデスベンツのSクラスを使ってオンデマンドの配車サービス形式で実施される見込み。場所はサンカルロスからスティーブン・クリークの間となる。いわゆる世界のテクノロジーを牽引しているシリコンバレーエリアだ。実はサンノゼでは人口が急増していて、市民の交通の足の確保を市当局は問題視している。その解決策として、自動運転車による配車サービスやシャトルサービスなどに目を向けていて、行政を巻き込んで実用化へ向け加速度的に進む可能性はある。
日本からサンフランシスコへ旅行に行き、観光地を自動運転車でまわる−。そんな日はそう遠くないのかもしれない。
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