・定額月1.5万円〜で全国のホステル泊まり放題の「Hostel Life」
その中でも、まだ日本ではちょっとなじみが薄い“ホステル”に焦点をあてたユニークなサービスが登場している。定額月1.5万円〜で、家の代わりに拠点をもつという感覚でホステルを利用できる「Hostel Life」である。運営を手がける株式会社Little Japanの代表取締役CEO・柚木理雄氏に詳しいお話を伺った。Q1.「Hostel Life」、「ホステルパス」、それぞれどのようなサービスなのでしょうか?
Hostel Lifeは、月1.5万円〜の手頃な値段で、「ホステルパス」というメンバーカードを持つことで、登録している全国のホステルに泊まり放題になるサービスです。
ホステルパスは、「平日だけ使いたい」「1ヶ月だけ使いたい」など、自分の利用シーンに合わせて選ぶことができ、誰もが夢を見たことがあるような、二拠点生活・多拠点生活、旅するような暮らし、ホステル暮らしなど、さまざまなライフスタイルを実現します。
・“宿と家の間のような場”をつくりたい
Q2.「Hostel Life」は、どのようにしてアイデアが着想され、開発が進められたのでしょうか。きっかけは、宿を訪れる人にとっても、宿で迎える人にとっても、安心してくつろいでもらえる場、“宿と家の間のような場”づくりをしたいと考えたことからでした。
このためには長期的な信頼関係を築いていくことが大切だと考え、そこから出てきたアイディアが「Hoste Life」になります。
そしてもう一つが、私自身がこの「Hostel Life」を利用するとできるような多拠点生活、そこから生まれる新しいライフスタイルを実現したいと思っているからです。
・旅行者向けのサービスではなく、新しい住居形態としての提案
Q3.既存のホテル・宿泊施設情報サービスとの違いは何ですか?今回のサービスは、Airbnb等の既存のサービスと異なり、旅行者向けのサービスはなく、新しいライフスタイルを提案するサービスだと思っています。実際利用している方でも、旅行者は一人もおりません。Q4.「Hostel Life」を利用するメリットを教えてください。
手頃な価格帯で、利用方法によっては、これまでの移動にかかっていた費用等を削ることで、むしろ費用を削減し、一部の富裕層ではなく多くの人に、住居は一つでなくてもよいという選択肢、多拠点生活という新しい選択肢を提示するサービスだと考えています。
今まで、一部の富裕層を除いて家は一つだったところを、誰もが多拠点生活を選べることで、それぞれの人に合った新しいライフスタイルが実現できるサービス、新しいライフスタイルの可能性を広げるサービスです。Q5.今後の展開、展望があれば教えてください。
旅するように暮らしたい、山も海も都会も、東京も地元も好き。1人も、みんなといるのも好き。海外の人とも話したい。満員電車の通勤は嫌だし、飲み会が終わったらそこに家がほしい、などなどです。
まずは、実現したい世界観のためには、たくさんのホステルで利用できることが必要です。そのような意味で、日本全国、そして世界でも利用できる施設を増やしていければと考えています。
また、今後はニーズに合わせて、
・家の代わりにホステル暮らしができるようなパス
・長期旅行に便利なパス
・個室で利用できるパス
・シェアハウスや賃貸住宅にパスがもともと入っているような家
などを検討していきたいと考えています。
これまでの宿泊施設や住居形態にとらわれず、新たな生活スタイルの可能性が広がりそうな「Hostel Life」のサービス。同社の今後の展開に期待したい。
Hostel Life(先行販売サイト)